学校紹介

学校長挨拶

校 長  平川 千佳

  • 本校は昭和52年に開校した肢体不自由特別支援学校で,福岡市の東部,南部地域から小中高等部の児童生徒が通学しています。平成8年度に当時全国でも初めての福祉施設(障がい者フレンドホーム)と合築した校舎として,現在の博多区西月隈,福岡空港の西側に新築移転し,地域の皆様に見守られながら,今日に至っております。
  • 令和4年度は,小学部1年生から高等部3年生まで,訪問学級を含め157名の児童生徒が在籍(令和4年6月9日現在)しております。児童生徒の障がいの状況を踏まえた教育課程を編成するとともに,個別の教育支援計画,指導計画を作成・活用し,個の教育的ニーズに応える教育を目指しております。
  • 今日,特別支援教育においては,障がいの多様化が言われていますが,肢体不自由特別支援学校においても同様で,本校に在籍する子どもたちの教育的ニーズも多様化している状況があります。そのため,教職員が多様な障がいを理解し,指導・支援のあり方についての専門性を高めること,そして,地域社会で豊かに生きるための子どもたちの将来像を保護者と共に描きながら,めざす学校像・めざす子ども像を確かなものにするために日々の教育活動を進めていくことが重要だと考えております。

教育方針


 教育目標

一人一人の障がいの状態や特性に応じたきめ細かな支援を行い,積極的に社会参加し,その一員として豊かに生きていく力を育成する。

めざす児童生徒像
◇ 元気で明るい子ども:あいさつや身の回りのことを進んでしようとする子ども
(あいさつ・掃除)
◇ 最後までがんばる子ども:学習意欲を高め,自ら進んで学習する子ども
(自学・とも学)
◇ 社会に参加する子ども:自分の将来に夢を持ち,社会の中で自分を生かそうとする子ども
(チャレンジ・立志)
めざす教師像
◇子どもと共にある教師
・子どもと活動を共にしながら共感しあい,一人一人の育ちを実感できる教師
・子どもの思いや保護者の思いを理解し、大切にできる教師
・子どもが主体的に取り組む学校生活を創り出し,適切に支援できる教師

◇専門的力量を持った教師
・教育公務員として自己の専門性を高める研修に取り組む教師
・自己の取り組みや授業を自ら振り返り、課題に対して積極的に解決しようとする教師
・できない理由ではなく、できる方法を考え工夫する教師

◇保護者や社会の信頼に応える教師
・地域の小中学校等の保護者・教師への教育的支援を行える教師
・保護者・社会に対し「説明責任」を果たすことのできる教師
めざす学校像
◇ たのしい学校
学習の内容がわかり、子どもがもっと学びたいと意欲を持てる学校
その子らしさ(個性)が伸び、確かな力が育つ学校
指導方針・指導内容がよくわかる学校

◇あたたかい学校
健康を守り、安全で活動しやすい学校
子どもの思いが大切にされる学校
確かな専門性に基づく信頼のできる学校

◇ であえる学校
保護者・地域とともに歩む学校
学んだことが家庭や地域生活で役立ち、豊かな心をつくる学校
何でも相談でき、いつでも訪ねられる学校

学校経営方針

(1)人間尊重の精神を基調とし、児童生徒を心から愛し、その生命の尊重と発達の可能性の実現に向けて、一人一人の理解を深め、その能力・適性を最大限に伸ばす教育に努める。

(2)小学部・中学部・高等部の12年間を見通した、一貫性と継続性のある教育課程の改善並びに個別の教育支援計画と個別の指導計画の充実に努める。

(3)児童生徒がのびのびと安心して学習や生活ができる教育環境づくりに努める。

(4)教職員一人一人が専門職としての自己の資質向上のために積極的に研修に取り組むとともに、自己の立場と役割を自覚した教育実践に努める。

(5)全教職員の共通理解と協働による教育指導体制のもとで、楽しさと温かさと出会いのある活力に満ちた学校作りに努める。

(6)家庭、地域、福祉、医療、労働関係諸機関、行政等とのネットワークを強化し、学校教育の一層の充実を図るとともに、特別支援教育に関する地域のセンター的役割を担う。

(7)めざす児童生徒像を、児童生徒自身が意識し取り組めるように働きかけ、主体的に自らの人生を生き抜こうとする子どもの育成を目指した教育を展開する。

本年度の学校経営の重点

(1)子どもたちが主体的に活動する授業改善の推進
  ・新学習指導要領の理解に基づく授業づくり
  ・目的を明確にした取り組みの推進
  ・オンラインも含めた体験的学習(含 交流教育)
(2)学ぶ意欲を持ち、高めあえる職員集団
  ・教師自身が目指す姿を持ち、主体的に学び続けられる機会の提供
(目的を明確にした校内研修の実施、研修会への自主的参加推進)
  ・若手教員の育成OJT機能の強化
(3)働きがいがあり、かつ働きやすい職場づくり
  ・コンプライアンスの遵守
  ・心理的安全性の担保
  ・本校における働き方改革の推進
(4)安全・安心な学校生活
  ・危機管理、ヒヤリハットの重視・共有
  ・「報・連・相」の徹底
  ・医療的ケアの理解と第3号研修の推進
  ・感染症対策
(5)開かれた学校づくりの推進
  ・学校だより・学校HPの定期更新
  ・センター的機能の発揮
  ・地域やPTA行事への積極的な参加
(6)チーム学校の強化
  ・効果的に機能する校務分掌など校内組織の再編成と活性化
  ・SC・SSW 他との連携

学校要覧

 学校要覧(pdf
  教育方針、児童生徒数、職員構成、基本的な時制 などを記載